Firmianaの落書き

プログラミング関係のことを中心に書きます(多分)

JOL2024参加記

 こんにちは、Firmianaです。物理、化学、天文学に引き続き、参加記シリーズ第4弾、かつ最終回として「日本言語学オリンピック」の参加記を書きました。

 他の参加記はこちらから↓

firmiana.hatenablog.com
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日本言語学オリンピック(JOL)って何ですか

 日本言語学オリンピックは、国際言語学オリンピック (IOL) の代表選抜を兼ねる大会です。毎年12月末に開催されます。参加者はJOL2023では約500人、JOL2024では約1000人で、2023年12月の大会 (JOL「2024」) で第8回(多分……)となります。通称は「言オリ」などです。

今回のスケジュール

 あくまでも私のものですが、参考までに書いておきます。

11月

  • 1日 : 対策を始める

12月

  • 12日 : ようやく申し込む
  • 29日 : 本番

翌年1月

  • 22日 : 結果通知

2月頃

  • 賞状送付

注:APLO (アジア太平洋言語学オリンピック) 進出者はこの後にまだいろいろあります

本番まで

ぶっちゃけ何をすればいいか全くわからなかったので、Twitterで時々流れて来ていた『パズルで解く世界の言語』(下記) という本から始めました。

12月頭辺りに取り敢えず1周終わらせ、そこからはJOLの過去問に移りました。最初にJOL2023を解きましたが、61点。まるで歯が立ちません。部分点が特殊過ぎて採点中も?????でしたが、ちゃんと復習して次に進みます。結局本番までにJOL2022,2021,2020,2018は解きました。うち金賞相当2回、銀賞相当1回、銅賞相当1回、努力賞相当1回でした。暴れすぎてて怖いです。

受験前で本腰を入れて対策することはできませんでしたが、取り敢えず最低限の知識は持って本番に臨みます。

本番

本番直前にJOL2018を解き、第4問の難易度に絶望しながら試合開始。
まさかこれがフラグになるとはね

試験が始まったのになぜか問題も解答用紙も開けず、焦って拡張機能やプライベートウインドウなどをごちゃごちゃしている間に、裏で勝手に始まっていました。ここでおよそ2分ロス。本番前の確認では一切問題なく開けたのでさらに焦っていました。印刷もしたので5分遅れぐらいで解き始めました。

注:以下の部分に問題へのふんわりとした言及が含まれるので、一部は伏字になっています。問題公開後に伏字を外します。

第1問、xxxを扱う問題でした。簡単めでしたが心配になって何度か確認し、開始15分で完答。

第2問、xxxでした。これも簡単めで、7分で完答。ここまで22分です。

第3問、xxxの問題。ちょっと手惑いましたが何とか完答。ここまで35分。

第4問、多分xxx。手を付け始めますが全く解けません。どこがxxxなのかxxxなのかすら分かりません。唯一分かったのはxxxです。30分溶かし、1問も書けず捨てて第5問へ。

第5問、多分xxx (言語学初心者なので語彙が足りません) 。かなり苦しみましたが、30分ほどで完答 (満点ではなさそう) 。

第4問に戻り、残り25分考えますが、なーんにも分かりません。xxxすら分からないため部分点解答も狙えず、1点も取れずに試合終了。絶望に浸りました。

感覚的には20-20-18-0-15で73点くらいでしょうか。周りを見る限り80~90点が多く手ごたえ全完erもいたので、JOL2020と同じような分布と考えると……努力賞……ですかね…… (ここまで2023/12/31に執筆)

(ここから2024/01/24に執筆) 結果は、20-16.5-17.5-0-15の69点で銀賞でした。なんか第2問で事故っていること以外、自分の感覚採点が正確でびっくりです。また、賞の方は、参加者が多かったこともあって受賞人数が増えたため、ギリギリ銀賞という結果になりました。

第4問が一切解けなかったことが悔やまれますが (なお再度見てみたものの、解けない)、幸いにもJOLは大学生だろうが大人だろうが出場可能です。来年以降リベンジしていきたいと思います。

おわりに

 ということで、私の競技科学参加記は以上になります。こんな変な(?)記事を読んでいただいてありがとうございます。何だかんだ競技科学(学術オリンピック)を楽しみました。今後は競技者として参加することは減りますが、何らかの形で関わってはいくつもりです。老害ですがよろしくお願いします。